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しょもないコメントが頻繁で、残念ながら更新を終了しました。


by yukiko-casa-nuova
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名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松

昨日は穏やかなよい天気だった名古屋。
そんなお天気に誘われて、ちょっと出かけてきました。家の大掃除もしないといけないのにねぇ・・・

出かけてきたのは、旧東海道の宿場町、有松です。
ここ数年、ずっと行きたいと思っていたのですが、中途半端に近いためか、なかなか思い切れなくて・・・出かけようと思うと、どこかしら痛めていた、という理由もありはしたのですが。

とにかく、名鉄電車を神宮前で乗り換えて、名古屋本線の準急で有松へ。
駅は去年だったか、高架の新しいものになりました。あ、準急が止まるから、無人駅ではないのね。
今ひとつ無愛想な駅員からパンフレットを貰って、町に出ました。

駅から少し南に下がると、すぐ旧東海道。
名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松_c0124776_6391192.jpg

道幅は狭い。我が家の前の道より、ほんのちょっと広いくらい。その狭さが逆に、昔の街道という雰囲気ですね。そして道がくねっているところも。

歩き始めるとすぐに、昔の建物を目にします。
駅からの位置は宿場の真ん中あたりになるため、まずは江戸方面、東に向かって歩いてみました。
名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松_c0124776_6361047.jpg

名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松_c0124776_6365387.jpg

こんな建物見ると、ちょっとタイムスリップしたみたいな気になりません?

歩き始めてすぐの服部邸は店舗と住まいが併設された大きなお邸。う~ん、豪商、って雰囲気ね。
名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松_c0124776_6402485.jpg
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電線がないともっと風情がありそうですねぇ・・・・・・

有松、と言えば有松鳴海絞りの本場。もう少し歩いて、絞会館に入ってみました。
そこでは絞りの実演をやっています。
荒川叶江さんが縫絞、北野とよさんが三浦絞の実演をしていました。
名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松_c0124776_6571359.jpg

こちらが三浦絞。白い生地なので、絞った様子がうまく写っていませんが、それはもう細かい作業です。
こちらが縫絞。
名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松_c0124776_6582429.jpg

菊の花びらのような図案でしたが、その花びら状につけられた印を合わせて細かな針目でぐし縫い。布を四枚合わせて縫う形になるので、針を通すのにも力がいりそうでした。

実演しながら、私のような観光客を相手におしゃべりして。お二人ともいい雰囲気の持ち主でしたね。
縫絞のほうは、やる人が少なくなっているそうです。後継者の育成が必要ですねぇ・・・・・・
実演をやっている横の資料室には、いろいろな道具や染めの見本が置いてありました。
染め見本は、柄がわかりやすいように藍染。
荒川さんいわく、「昔は藍染ばっかりだったでねぇ」って。
そうか、私のイメージのなかでは、総絞りの振袖とか帯揚げのような絹製品のイメージが強くて、藍染はあまりなかったのだけれど。
縫ったり絞ったりする糸は、生地が木綿であれ絹であれ木綿糸。荒川さんがお使いの糸は、北野さんのそれより少し太めに見えました。
本当に間近で見ることができる絞りの実演。映像などでは見たことがありましたが、やっぱりじかに見ると違いますね。
あまり絞染めは好きではないのですが、ちょっと見方が変わったかも。特に、資料館にあったような藍染のものが私は好みです。

絞会館を出てもうしばらく歩くと、すぐに昔の街並みは終わってしまいました。
ここからUターンして、今度は西に向かって歩いていきます。
こちらにも、市指定の文化財の住宅があります。
名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松_c0124776_7433345.jpg

こちらは先ほどの服部邸と並ぶほどのお邸、竹田邸。
名古屋再発見:知らない町を歩いてみよう 有松_c0124776_802671.jpg

こちらは岡邸、だったかしら・・・なんだか色々撮りすぎて、どこがどこだったか判別しにくいのです。
少々長くなってしまいましたので、続きは次回に。
by yukiko-casa-nuova | 2007-12-09 08:02 | 旅行